東北地方太平洋沖地震 義援金

2011年7月28日木曜日

ストロンチウム90 90Sr

まったく話題に上らないストロンチウム90ですが、セシウムに比べた危険度はこちらの方が大きいと思われます。

1.カルシウムに似た性質を持つため、生物に吸収蓄積されやすい
2.半減期が29.1年と長い(=影響が長く継続する)
3.化合物は水に溶けやすいものが多い

つまり「海に流れ出す⇒海洋生物に取り込まれる⇒生物濃縮が起る」が発生しやすい性質をもっています。
話題にのぼらないのは、分離検出して数値とするのがセシウムに比べ簡単ではない(分析に一週間ほどかかる)せいで、測定自体行われていないからだと予測されますが、危険度は非常に大きいと思います。

一方、原発30キロ圏外でも検出されたという報道もありました。なんとか調べる方法は無いものか・・・

2011年5月1日日曜日

米国エネルギー省発表、放射線観測経過データ

経過データ貼っておきますね。

① → ②
③ → ④

な経過順になってます。小さい円が30km圏、大きな円が80km圏です。
米国エネルギー省のサイトにいけばオリジナルのPPTファイルダウンロードできますし、パワーポイントなくてもサイト上で内容みることもできます。(当然英語ですが・・・)

リンク:

2011年4月10日日曜日

米国エネルギー省発表、放射線観測データ

3/30~4/3 のデータ(4/7発表)
米国エネルギー省が発表している観測データ。(予測ではなく実測に基づく資料)
リンク先、資料ともに英語ですが、観測結果を地図イメージ上に図示したものがあり、英語がわからなくてもイメージはつかめるはず。
出典明記してあれば、特に問題ないのではないかとの判断から一部図を抜き出して貼っておきます。

リンク:
米国エネルギー省 The Situation in Japan
共有されている資料 (SlideShare)

2011年4月9日土曜日

気象庁の放射性物質拡散シミュレーション資料

無茶苦茶わかりにくいところにある気象庁の放射性物質拡散シミュレーション資料リンクはっときます。

http://www.jma.go.jp/jma/kokusai/kokusai_eer.html

ちなみに、
 「気象庁ホーム」⇒「気象等の知識」
 ⇒「気象業務の国際協力と世界への貢献」
 ⇒「気象災害の防止に向けた協力」
 ⇒「環境緊急対応地区特別気象センターについて」
ってとこにあります。
あるとわかって隅々まで探しにいかないと絶対にたどりつけない・・・これだからお役所は・・・

ちなみに、一応

 放射線=ものを通り抜ける力のある光線みたいなもの。α線、β線、γ線、中性子線など
 放射能=放射線を出す能力のこと
 放射性物質=放射能をもつ物質のこと

2011年4月8日金曜日

なぞの発光 / アーク放電

4月7日23時46分M7.4宮城県沖の余震の際、東北電力変電所付近で、謎の発光が見られたようです。

アーク放電とみられるとのこと。電線が切れたか、ブレーカーが落ちたか・・・

電線が切れた、もしくはブレーカーが落ちた(どちらもつながっていた線が離れていくことになりますが)時に、離れた線の間にカミナリみたいに電気が流れる=放電するっていう現象のようです。

ちなみに今のところ原発への余震による影響はないようです。

2011年3月29日火曜日

プルトニウムの検出量

本国内通常は、0.15ベクレル程度の放射能量のようですが、検出されたのは2か所で 0.54 と 0.18 ベクレルだったようです。

これらが本当であれば数値的には問題にならないレベルだと思われます。
長崎では上記の多い方のレベルの2倍以上の数値が検出されたりしています。=問題があるとすると長崎の人はどうしたらよいの?ってことになるので・・・

ただし、プルトニウムが出ていること自体(1号機2号機の使用燃料から出てきたか、3号機の燃料から出てきたかはわかりませんが、燃料が漏れていることが判明した事実)に問題がある点は重要です。

参考: 環境放射線データベース(文部科学省)

プルトニウムのこと、放射線のこと

ちと気になるので、調べてみました。

通常私たちは宇宙からきている放射線を浴びています。

これは世界平均 2.4 ミリシーベルト/年 (=2400マイクロシーベルト/年)場所により百倍の地域も・・というのは置いといて
日本平均は 1.48 ミリシーベルト/年です。

医療、つまりX線とかで浴びる放射線は
世界平均 0.61 ミリシーベルト/年、日本平均 2.25 ミリシーベルト/年

放射性降下物=空から降ってくるもの(チェルノブイリの事故やら、過去の大気圏核実験による影響)は
世界平均 0.011 ミリシーベルト/年、日本平均 0.012 ミリシーベルト/年

その他は誤差レベルなのでおいといて、合計は
世界平均 3.13 ミリシーベルト/年、日本平均 3.75 ミリシーベルト/年です。

健康被害が心配されるのは「一度に」100ミリシーベルトを超える放射線を浴びた場合だそうです。

福島原発内の放射線量はかなり厳しい状況だと思われますが、現状のレベル感としては、原発の近くの人には影響がある大きな問題だとしても、50km, 100km 離れた地域で心配する話ではなさそうです。

ちなみに福島原発の敷地内土壌で検出されたプルトニウムですが、検出レベルとしては他の地域と大差はない=微量であるものの、プルトニウムの種類(同位体といってプルトニウムにも種類があります)の構成が、通常にある場合とは違うために原発内部からのプルトニウムを検出したと判断されたようです。つまり少なくとも数値として大変なことになっているという状況には無いと思われます。

長崎では、他の地域の8倍の土壌内プルトニウムが存在する(原爆の影響)という話もありますし、現時点ではプルトニウムに関して過度に心配する必要はなさそうです。